チベットのお守り(tibetan old thogchags) 　神鳥・キュン　（ガルダ） [TGCH1143]

チベットの神鳥キュン(khyun/ガルーダ)の御守り(トクチャ)です。

仏や仏法を守護する神獣として信仰されていますが、それ以前のボン教徒に特に慕われていた霊鳥です。

ボン教の古代チベット（シャンシュン王朝）では神鳥として奉じていたようで、キュンパ（パはチベット語で人、この場合はキュンの民）と呼ばれるシャンシュンの後裔の人々もいるようです。

インドや東南アジア（ヒンドゥ）ではガルーダと呼ばれます。
日本の八咫烏のような存在です。


トクチャ(Thogchags)・・・雷神が天よりもたらしたとされるチベットのお守り(真鍮製)です。チベットに仏教が伝わった7世紀以降、現代に渡るまで密教の神仏・法具などをモチーフにしたものが連綿と造られている歴史ある御守りです。　7世紀以前のボン教時代の物も存在しています。

チベットでは首飾りにしたり、髪に編み込んだり、お数珠に組込んだりしています。　また経典の結び帯に付けている物も見かけます。　

人気のデザインです。

サイズ
縦　　35mm
横　　35mm　　　　　　　　　　　　　　　　　　　19〜20世紀　（カム地方　ベユル）